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野間読書推進賞


 読書推進運動協議会は、1971年度(昭和46年度)より、読書推進賞(1985年度より「野間読書推進賞」と改称)を設定して、地域・職域・その他において長年読書推進運動に貢献し、業績をあげられた個人および団体を顕彰しています。
 この賞は、講談社社長・故野間省一氏より、1969年(昭和44年)に当協会の社団法人設立を機に基本財産として金1千万円、1979年(昭和54年)に講談社創業70周年を記念して金1千万円を、さらに1987年(昭和62年)に同80周年を記念して金2千万円の寄付を受け、その基金を中心にして贈呈するものです。
 毎年、初夏の頃に各都道府県読進協など全国より受賞候補者の推薦を募り、厳正なる協議ののち受賞者を決定、読書週間中の11月上旬に東京の出版クラブビルにて賞贈呈式を挙行します。

野間読書推進賞 賞牌


2014年度 第44回野間読書推進賞 受賞者

2023年9月15日(金)の選考委員会において、第53回「野間読書推進賞」が受賞者が決定いたしました。
●団体の部

賞状・賞牌
副賞(30万円)  
南種子町
おはなし子ども会
(鹿児島県南種子町)
 地域の子どもたちが想像力を持ってすこやかに成長することを願って、1994年に設立。おはなし会の開催や親子読書講座の講師を務めるなど、その活動は新規住民の地域コミュニティへの入口の役割も果たしています。
●個人の部

賞状・賞牌
副賞(20万円) 
 
原田紗千子さん
(長野県大桑村)
 長野県内の小学校・中学校の教鞭をとるかたわら、1978年に子どもの本学習サークル「大桑子どもの本の会」を設立。1992年に早期退職し、大学で図書館学について学び、2000年に家庭文庫「ぶんこモモ」を開設しました。文庫の運営、各種講座・講演の講師などはば広く活躍されています。
 ●奨励賞

賞状・賞牌
副賞(5万円) 
  
 やくも朗読サークル
(北海道八雲町)
  2006年の発足以来、朗読技術の鍛錬に努めて、一般図書に加えて町広報や新聞コラムなど、多彩な音訳資料を図書館へ寄贈。また、図書館と連携しての朗読会も継続して開催しています。
鹿兒島巖さん
(秋田県小坂町)
 2009年から小坂町立小坂図書館の事業「昭和の紙芝居」に協力、街頭紙芝居のスタイルで、幼児・子どもに向けて紙芝居を実演し、子どもの成長と祖父母世代との交流に寄与しています。

2023年度の贈呈式は11月2日に出版クラブビルで開催されました

2023年度 贈呈式(2023年11月2日 出版クラブビルにて)

 
2023年の受賞者および関係者のみなさんと
読進協・野間会長、野上選考委員、秋本選考委員、黒木選考委員、齋藤事業委員長
来賓の文部科学省 毛利専門官
野間会長の
開式あいさつ
コロナ前と同様、多くの方に
ご来場いただきました
南種子町おはなし子ども会は
子どもたちもスピーチに参加!
南種子町おはなし子ども会のみなさんと
野間会長
これまでの活動をふり返る
原田紗千子さん
原田さんはご夫妻で参加されました
   
 賞状を受ける
やくも朗読サークル・太田幸恵さん
八雲町は木彫りの熊発祥の地!
来年、100周年を迎えます 
   
 昭和の紙芝居を始めたきっかけを語る
鹿兒島巖さん
祝賀会では小坂町から持参いただいた
「黄金バット」を披露! 

機関紙『読書推進運動』12月号で、2023年度の受賞者業績を詳しく紹介します